神戸新聞・但馬版にでました。

  =私が料理指導をしている「みのり館」の”新メニュー・マクロビ料理”の取り組みが、昨日、プレス会見した時の様子が、まず、神戸新聞記事に出ました。その貼り付けです!教室でもこうぎ&実習をしましたよね。=

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日本発祥の健康食提供 朝来・多々良木みのり館 

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洋風、和風、中華のマクロビ料理(手前から)=多々良木みのり館

 かつて日本人が世界に広めた「マクロビ料理」が31日から、朝来市多々良木の宿泊施設「多々良木みのり館」に登場する。「玄米菜食」を基本に、和洋中のメニューを取りそろえており、健康ブームの中、注目を集めそうだ。

 マクロビ料理を提唱したのは、食物に関する陰陽論を研究した桜沢如一(1893~1966)。玄米とみそ汁、海草、野菜など伝統的な粗食によって結核を治癒し、東洋医学・哲学も加味して世界に広めた。

 生まれ育った土地でできた食物が一番体に合うという「身土不二」▽基本的に動物性の食事はたべない「穀物菜食」-などが基本的な考え方で、欧米ではがん患者や妊産婦の食事に取り入れられている。

 利用者の健康志向に応えようと、同館では、料理を監修する料理研究家今川れい子さんらが中心になって、約2年にわたり、マクロビ料理のメニュー化を検討してきた。

 食材はすべて地元で無農薬栽培された玄米や旬の野菜。和食では玄米ご飯とみそ汁、ひじき入りきんぴら、野菜のかき揚げなどが並ぶ。洋食ではパスタかピザなどのほか、ナスフライ・玄米入りラタトゥィユ添え、中華でも玄米・野菜入り春巻きなど、工夫を凝らしたメニューが味わえる。

 実際に食べてみると、ご飯は硬くなくかむほどにおいしい。野菜は旬のものだけに味が濃く、おなかにたまる感じで、肉や魚がなくても物足りない感じはしなかった。

 料理を監修した今川さんは「ホームページにレシピを公開するなど、普及に努めたい」と話している。

 同館では火曜と金曜を除く毎日昼食にマクロビ料理(和風1000円、洋風・中華900円)を出すほか、火曜日はスローフードバイキング(夜はビアガーデン)、金曜日は南インド料理を提供する。8月31日まで無休。同館TEL079・678・1414

(三上彰規)